設備保全の転職を未経験から:電気工事士と機械保全技能士の取り方
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設備保全は経験者の中途採用が多い職種ですが、未経験からの入り方もあります。厚生労働省のjob tag「物流設備管理・保全」では、入職に特に学歴や資格は必要とされない一方、新卒採用は少なく機械関係の経験者の中途採用が多いとされ、一定レベルの現場対応ができるまでには1年以上の経験が必要と書かれています。
- 未経験で入るときの見通し
- 未経験から目指せる資格
- 電気工事士:第二種から始める
数字・条件は本文の確認日時点。応募前に公式の最新情報もご確認ください。
情報の確認日:2026年10月21日|出典はページ末尾に掲載
設備保全は経験者の中途採用が多い職種ですが、未経験からの入り方もあります。厚生労働省のjob tag「物流設備管理・保全」では、入職に特に学歴や資格は必要とされない一方、新卒採用は少なく機械関係の経験者の中途採用が多いとされ、一定レベルの現場対応ができるまでには1年以上の経験が必要と書かれています。未経験で応募するなら、入社後に育てる前提の求人を選び、第二種電気工事士や機械保全技能検定3級など受験の条件が軽い資格で基礎を示すのが現実的な順序です。
未経験で入るときの見通し
job tagの同じページでは、周囲のサポートなしで一般的な就業者と同じように働けるまでの期間について、「1ヶ月超〜6ヶ月以下」と「6ヶ月超〜1年以下」がそれぞれ30.4%、「2年超〜3年以下」が17.4%で、「未経験でもすぐに即戦力」は0.0%でした。数か月から数年かけて仕事を覚える職種だと考えておくと、求人の教育体制を比べる目が持てます。
job tag「産業用ロボットの保守・メンテナンス」では、新卒や未経験の中途採用者は社内研修やロボットメーカーなどの研修で基本を身につけ、その後は先輩とペアでOJTを積むと説明されています。未経験可の求人では、次の点を確かめます。
- 入社後の研修の期間と内容、先輩と組んで作業する期間があるか
- 担当する設備が機械系中心か電気系中心か
- 資格取得の費用補助や、業務に必要な特別教育・技能講習を会社負担で受けられるか
- 夜間の呼び出しや交代制の有無
クレーンを操作する業務ではクレーンの特別教育や技能講習が必要とされ、定格出力80W以上の産業用ロボットに関わる仕事でも安全衛生特別教育が必要とされています。こうした教育は業務に就く前に受けるものなので、配属先の設備に応じて何が必要になるかを面接で聞いておきましょう。
未経験から目指せる資格
| 資格 | 実施団体 | 受験の条件 | 設備保全での役割 |
|---|---|---|---|
| 第二種電気工事士 | 電気技術者試験センター | 受験の条件は公式の受験案内で確認。学科試験に合格すると技能試験に進む | 一般用電気工作物等の電気工事の作業に従事できる |
| 第一種電気工事士 | 電気技術者試験センター | 免状の取得には試験合格後に一定期間の実務経験が必要 | 最大電力500kW未満の需要設備である自家用電気工作物の電気工事の作業にも従事できる |
| 機械保全技能検定(技能士) | 日本プラントメンテナンス協会 | 3級は実務経験を問わない。2級は2年以上、1級は7年以上 | 機械系・電気系の保全作業の技能を等級で示す |
| 自主保全士 | 日本プラントメンテナンス協会 | 受験の条件は公式サイトで確認 | 製造部門が受け持つ保全の知識と技能を示す |
電気工事士:第二種から始める
第二種電気工事士の試験は学科試験と技能試験の2段階で、技能試験は学科試験の合格者または免除者が受けられます。学科は四肢択一で、マークシートに記入する筆記方式と、パソコンで解答するCBT方式があります。2026年度は上期と下期の2回で、上期は学科のCBT方式が4月23日から6月7日、筆記方式が5月24日、技能試験が7月18日または19日、下期は学科のCBT方式が9月24日から11月8日、筆記方式が10月25日、技能試験が12月12日または13日です。受験手数料はインターネット申込みで11,100円です。
工場の受電設備や大型の設備に関わる工事では、第一種電気工事士の範囲になることがあります。第一種は試験に合格した後、免状を受けるまでに実務経験が必要です。設備保全の仕事で電気工事を担当できる範囲は、事業所の電気設備の区分や保安の体制で決まるため、入社後は電気主任技術者など保安の責任者の指示に沿って作業します。
機械保全技能検定と自主保全士
機械保全技能検定は日本プラントメンテナンス協会が実施しています。3級には機械系保全作業と電気系保全作業があり、受検に実務経験は問われません。1級・2級には設備診断作業も加わります。2026年度は第1回が3級のみで行われ、第2回は特級から3級までが対象です。第2回の試験日は、2級が2026年12月13日、3級と特級が2027年1月10日で、電気系保全作業の実技試験は1級から3級まで2026年11月28日から2027年2月21日までの期間内の土日に行われます。第2回の受検申請はすでに締め切られているため、未経験から受けるなら次年度の第1回(3級)の案内を確認します。
自主保全士は、製造オペレーターに求められる知識と技能について、製造部門が受け持つ保全の一部の機能や管理技術を評価するために協会が定めた認定制度です。製造の現場で働きながら保全側への異動や転職を考える人にとって、点検や小さな不具合への対応を学んでいることを示す材料になります。2026年度はオンライン試験(IBT方式)も案内されています。
よくある質問
設備保全は未経験でも転職できますか。
job tagでは入職に学歴や資格は特に必要とされないとされています。ただし経験者の中途採用が多く、一定の現場対応ができるまで1年以上の経験が必要と書かれているため、入社後の教育がある未経験可の求人を選ぶことが大切です。
未経験から取るなら第二種電気工事士と機械保全技能士のどちらが先ですか。
担当する設備で変わります。電気系の設備や配線に関わるなら第二種電気工事士、機械の点検や部品交換が中心なら機械保全技能検定3級が業務と結び付きます。機械保全技能検定3級は実務経験を問わないため、どちらも未経験から受けられます。
電気工事士があれば工場の設備の電気工事をすべて担当できますか。
資格の種類によって従事できる電気工作物の範囲が決まっており、第二種だけでは自家用電気工作物の電気工事の作業は対象外です。どの作業を任されるかは工場の電気設備の区分と保安の体制で変わるので、勤務先の保安の責任者に確認してください。
相談先・申込先の選び方
未経験から設備保全を目指す相談では、これまで扱ったことのある機械や工具、受験予定の資格、交代制や夜間の呼び出しに対応できるかを伝えると、教育体制のある求人に絞り込みやすくなります。製造オペレーターなど近い仕事の経験がある場合は、日常点検や異常を見つけて報告した経験も伝えておきましょう。
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技術職・製造業の転職相談先の例
希望勤務地・夜勤の可否・資格をまとめてから相談すると、求人の条件を比べやすくなります。
リンク先で申し込みや問い合わせがあった場合、当サイトに報酬が支払われることがあります。料金・対応地域・保証などの条件は、必ず各社の公式ページと見積書で確認してください。
出典
確認日:2026年10月21日。日程と手数料は2026年度の公式案内の値です。申込期間が終わっている試験は、次の回の案内を確認してください。
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「物流設備管理・保全」
- 厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「産業用ロボットの保守・メンテナンス」
- 電気技術者試験センター「電気工事士の資格概要」
- 電気技術者試験センター「第一種電気工事士試験」
- 電気技術者試験センター「第二種電気工事士試験」
- 日本プラントメンテナンス協会「機械保全技能検定」
- 日本プラントメンテナンス協会「機械保全技能検定 2026年度 第2回」
- 日本プラントメンテナンス協会「自主保全士」
関連ガイド:設備保全の仕事内容:工程と役割を整理、設備保全の転職先:業界と職種の選び方。

条件を並べると、次に確かめることが見えてくるね。