半導体のフィールドエンジニアはきつい? 顧客からの呼び出しと、稼げる理由

技術職キャリアDBフィールドエンジニア呼び出しと稼げる理由出張・当番・手当を確認
背景は記事内容を示すAIイメージ。実在企業の施設・人物ではありません。

確認:運営者(半導体関連メーカー勤務)

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半導体の装置メーカーのフィールドエンジニアは、未経験から半導体業界に入る入口としてよく紹介される仕事です。一方で、半導体業界で働く人からは「顧客からの呼び出しがとにかく多く、精神的につらくなる人が多い。その代わり、残業と出張が多いのでお金は稼げる」という声があります。この記事では、仕事の中身と、きついと言われる理由、入る前に確かめたいことをまとめます。

フィールドエンジニアの仕事:顧客の工場で装置を動かし続ける

フィールドエンジニア(フィールドサービスエンジニア、FSEとも呼ばれます)は、装置メーカーの社員として、顧客の半導体工場に置かれた自社の装置を支える仕事です。公開求人では、主に次のような仕事が書かれています。

  • 新しい装置の搬入・設置と立ち上げ(3〜5人のチームで1台につき1〜2か月かける例もあります)
  • 装置の定期的なメンテナンスと、故障やトラブルへの対応
  • 装置のアップグレードや移設
  • 作業の進み具合を顧客に報告し、顧客と社内の開発部門の間をつなぐ

自社の工場ではなく「顧客の工場」が仕事場であることが、この仕事のいちばんの特徴です。会社の種類による仕事の違いは、半導体の装置・材料・デバイスメーカーの違いでまとめています。

きついと言われるいちばんの理由:顧客からの呼び出し

フィールドエンジニアの呼び出しの流れ。装置が止まり顧客から連絡、顧客の工場へ、原因を調べる、復旧させる、顧客に報告。相手が顧客なので負担が大きい
図解はタップすると拡大して確認できます。

半導体工場は24時間動いていて、装置が止まると顧客の生産が止まります。そのため、装置にトラブルが起きると、時間を問わずフィールドエンジニアが呼ばれます。

半導体業界で働く人からは、「顧客からの呼び出しがとにかく多く、精神的につらくなる人が多い」という声がありました。社内のトラブルで呼ばれる量産や生産技術と違い、相手が「顧客」であることが負担を大きくします。装置が止まっている間は顧客の生産が止まっているので、早く直すように強く求められる場面もあります。

公開求人にも、次のような書き方が見られます。

  • 基本は平日の日勤だが、ときどき24時間・土日を含む対応が必要(外資系の装置メーカーの求人)
  • 顧客の工場に常駐し、日勤(7:30〜19:30)と夜勤(19:30〜翌7:30)を2週間ずつ繰り返す

出張と常駐:生活のリズムが顧客で決まる

仕事場が顧客の工場なので、出張や常駐が多くなります。公開求人では、「業務の約半分が出張」と書かれた例や、勤務地として三重・広島・熊本など半導体工場のある地域が並んだ例があります。顧客が海外に多い会社では、海外出張もあります。

常駐先の工場が交替勤務で動いていれば、そのシフトに合わせて働くことになります。自分で予定を決めにくいことも、つらさの一つです。

各部署の夜勤と呼び出しの違いは、半導体工場の夜勤はきつい?でまとめています。

それでも選ばれる理由:稼げる

一方で、半導体業界で働く人からは「お金は稼げる」という声もありました。経験者向けの公開求人では、「半導体製造装置の立ち上げ・メンテナンスの経験3年以上で、年収700万円から」という例があります。

装置の立ち上げや保全の経験は、どの装置メーカーでも求められ、経験を積むほど転職の選択肢が広がります。負担の大きさと収入をはかりにかけて選ぶ仕事だと言えます。

稼げる理由については、「残業が多いことと、出張が多いこと」という声がありました。つまり収入の高さは、働く時間の長さや出張の多さと表裏一体です。面接では、残業時間と出張の頻度の目安を聞いておくと、収入と負担の両方を見積もれます。

未経験からの入り方

大手の転職エージェントの解説では、フィールドエンジニア(製造装置のメンテナンス)は、未経験から半導体エンジニアになるときに最も入りやすい職種とされています。公開求人でよく見る応募条件は次のとおりです。

  • 学歴:高専・大卒以上とする求人がある
  • 経験:機械や設備のメンテナンス、サービスエンジニアの経験。産業用ロボットやFAなど、半導体以外の装置の経験を歓迎する例もある
  • 知識:機械や物理の基礎
  • 外資系の会社:英語での報告や会議があるため、ビジネスレベルの英語(会話の目安はTOEIC500程度)を求める例がある

つまり、工場の設備保全や、機械・電気のサービスの仕事をしてきた人には、半導体の経験がなくても入口があります。ただし、入りやすい分、合う・合わないがはっきり分かれる仕事です。上の「きつい理由」を読んだうえで選ぶのが大事です。

向いている人・向かない人

向いている人 向かない人
急な呼び出しや予定の変更を、あまり引きずらない 休みの日や夜に、仕事の連絡が来るのがつらい
顧客に強く求められても、落ち着いて原因を探せる 相手に強く言われると、引きずってしまう
自分の手で装置を直すのが好き 決まった場所で、決まった時間に働きたい
出張や、いろいろな工場を見るのが苦にならない 家族の予定などで、出張や常駐が難しい

「装置は好きだけど、呼び出しは避けたい」という人は、装置メーカーの自社工場で組み立て・調整を担う仕事や、デバイスメーカーの生産技術も候補になります。ただし生産技術も、自社の工場のトラブルで呼ばれることはあります(半導体の生産技術は異業種から転職できる?)。

面接で確かめたいこと

呼び出しの多さは、求人票にはほとんど書かれていません。面接で次のことを聞いておきましょう。

  • 担当する顧客と装置の台数、何人で対応するか(交代できる人がいるか)
  • 夜間や休日の呼び出しは、どんなときに、月にどのくらいあるか。当番制かどうか
  • 出張と常駐の割合、常駐先の勤務形態(交替勤務かどうか)
  • 月の残業時間の目安と、呼び出しや出張につく手当の有無

応募先の装置メーカーの拠点は、各社の勤務地の記事で確かめられます(例:アドバンテストの勤務地、レーザーテックの勤務地、SCREENの勤務地)。

呼び出しが少ない部署もあります:12問で、あなたに向く部署と「次の候補」が分かります。「呼び出しは避けたい」と答えると、注意点も表示します。 → 部署別の適性診断へ

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機電系エンジニアの転職相談先

テクノブレーン

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厚労省の公開データ(就職者数・離職率)を見る → Career DB
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厚労省の公開データ(就職者数・離職率)を見る → Career DB
メイテックネクストの許可番号 13-ユ-301658 単位の集計です。

対応する職種・地域・応募条件は各社の最新の案内で確認してください。リンク先で登録・相談などがあった場合、当サイトに報酬が支払われることがあります。

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よくある質問

Q. フィールドエンジニアは未経験でもなれますか? A. 半導体の経験がなくても、機械や設備のメンテナンス経験があれば応募できる求人があります。大手転職エージェントの解説でも、未経験から最も入りやすい半導体エンジニアの職種とされています。

Q. 夜勤はありますか? A. 基本は日勤の求人が多いものの、顧客の工場に常駐して日勤と夜勤を交互に繰り返す求人もあります。また、日勤の求人でも、装置のトラブルで夜間や休日に呼ばれることがあります。

参考にした情報

本記事は、公開されている求人情報と、半導体業界で働く人の声をもとに編集部が作成しました。運営者(半導体関連メーカー勤務)が内容を確認しています。

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